風雅の宿 長生館

五頭ストーリー

Gozu Story

1995.01.30【SHOSAI】第一号 〜越後・書が楽しめる温泉宿と料亭〜

1995.01.30【SHOSAI】

【本文】

御風、碧梧桐らが愛した秘湯
旅籠時代からの歴史を受け継ぐ館

 蒲原平野の東端に位置する村杉温泉は、建武2年(1335年)に南朝の武将荒木正高によって発見されたと伝えられる、新潟県最古のラジウム温泉である。湯を抱く、名峰五頭は、大同4年(809年)に弘法大師が開山したもの。JR信越本線新津駅から車で30分ほどの距離だが、道路が整備されるまでは、時折湯治客が足を運ぶだけの人里はなれた秘湯であった。

 明治元年創業の長生館は、江戸時代よりこの地で旅籠を営んでいたという長い歴史を誇る旅館である。それだけに、多くの文士や墨客、僧侶らが訪れて長逗留し、宿には数々の書が残されている。
 古い物では、一休禅師の書。土蔵を整理した時代に発見されたもので、入手の経緯については何のエピソードも伝わっていない。崩された書体は判読が困難で、大徳寺の高僧でさえ、お手上げになったそうだ。
 相馬御風は常連客の1人で、何ヶ月にも渡ってゆっくり滞在するのが常だった。先々代亭主に宛てた書簡には個人的な文面が書き付けられ、親しい間柄だったことをうかがわせる。付近の小中学校の校歌は御風に寄るもので、作風がやはり彼の作品である早稲田大学校歌に似ているらしい。地元小中学校から依頼されたのが、自ら進んで作詞したのかはわからないが、彼がこの地と深く繋がっていたことをよく示す話である。
 先代亭主と交遊が会ったのは河東碧梧桐。やはり常連客で、興が乗るとよく筆を奮っていたという。ほかに土井晩翠、野口雨情、近衛文麿ら、この宿と懇意にしていた粋人を挙げていけばきりがない。
 文人たちがこの宿に魅了された秘密の1つは料理であろう。「冷たいものは冷たく、温かいものは温かく」の精神を貫き、この土地ならではの旬の食材をココロをこめて膳に載せる。客の目の前で揚げられる天ぷらや日本海の幸、山菜料理も絶品だが、川魚料理の味わいはまさに筆舌に尽くし難い。最高の贅は、付近の清流に棲む鯉である。川は一年中12〜13度の水温を保っているので、四季を問わずにいつでも鯉こくやあらいを楽しむことができる。

「村杉は人情と鯉の味が素晴らしい」
 ここの鯉料理をこよなく愛した御風が、舌鼓を打ちながら書き残した言葉である。

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■掲載媒体名:暮らしと墨のアート誌『書彩』
■発行年月日:1995年1月30日
■タイトル :越後・書が楽しめる温泉宿と料亭
■発行社  :株式会社芸文社

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