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「旅の手帖」12月号に長生館が紹介されています!

只今発売中の雑誌「旅の手帖」12月号の、特集「プロがもう1度行きたい温泉」にて旅行作家の五十嵐英之様が当館をご紹介くださいました!

以下記事抜粋です。

旅の手帖

 ハードな取材が続いて体も心もくたびれ果てた時、たまらなく恋しくなるのが個の宿だ。
 阿賀野市の北東部、五頭山の西麗に湧く村杉温泉は約700年の歴史を持つ古湯。その最大の特徴は、多くの温泉研究家が口をそろえて「国宝級の温泉」と絶賛する放射能泉、いわゆるラジウム泉である。
 東日本大震災以来、放射能と聞いただけで敬遠する向きも少なくないが、温泉に含まれる放射のはごく微量で、人体に悪影響があるレベルではないのでご安心を。むしろラジウム泉から空気中に放出されるラドン成分を体内に取り込む事によって、人間本来の自然治癒力が活性化され、免疫力が高まることからアンチエイジングや生活習慣病予防に効果が高く、医療面からも注目されているのだ。ラジウム泉が「万病の湯」といわれる所以である。
 村杉温泉の場合、国内にいくつかある放射能泉の中でもラジウム含有量が高く、宿の庭や温泉街を散策し、あたりの空気を吸い込むだけで温泉浴と同じ効果(ラドン浴)があるというから、その効能たるや推して知るべしだろう。
 長生館の自慢は、男女合わせて1000坪の広さがある庭園大露天風呂。
岩で仕切られた2つの湯船は、小さい方が26度の源泉をそのまま注いだ冷泉、大きい湯船は適温に加温してあり、どちらもかけ流しだ。
「疲労回復には温冷交互浴がおすすめです。熱湯に3分、冷泉に1分、これを3〜5回繰り返すと末梢血管が広がり、乳酸などの疲労物質が排出されやすくなって疲労回復に効果抜群ですよ」と教えてくれたのは、温泉ソムリエの斉藤絵里さん。「心臓に負担をかけないため、冷泉は膝下浴だけで」とのアドバイス。
 交互浴のあとで湯船にどっぷり身を沈め、立ちのぼる湯煙とラドン成分を胸いっぱい吸い込むと、次第に全身の筋肉がほぐれ、疲れがじんわりと抜けていくのが実感できた。
 鍋茶屋や金田中など名料亭で修業した荒木善行料理長が腕を振るう料理も実にレベルが高い。食材には地元でとれる有機野菜や契約農家の五頭米、新潟牛などを使用。これからをラジウム泉を含んだ庭園の湧水で調理するのだから、まさに医食同源といえる。肉や野菜を温泉水で蒸す源泉蒸しや、釜炊きのご飯は毎回唸るほど旨い。
 個の宿に泊まるといつも夢も見ずにぐっすりと眠れる。そして翌朝は全身にみなぎる力を感じるのは、ラジウム泉のなせる業だろう。今は私のカンフル剤といってもいい宿である。



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